近日上映作品

現代中国映画祭2024

12 / 13 [金] 公開

株主ご招待券不可 株主提示割引証不可

中国映画の“現在”をリアルタイムでぜひ体験せよ

世界中の映画祭を席巻し、本国内でもヒットを続ける中国映画最前線。
日本初上映の4作品含む15作品の現代中国映画の特集上映を開催いたします。

※テアトル梅田では『無名』『春江水暖〜しゅんこうすいだん』『郊外の鳥たち』『宇宙探索編集部』の上映はございません


Introduction

北米と肩を並べるほどの産業規模となった中国映画市場。注目作が公開されるたびに、驚天動地の興行収入を叩き出し、勢いは衰えることがない。同時に、産業的な成長と拡大の恩恵により、才能あふれる若手監督も輩出されるようになり、世界各国の映画祭で、若手監督の作品が多く入選され、大きな話題を呼んでいる。
かつて盛んに使われていた「第五世代」、「第六世代」といった呼称も必要なくなり、同時多発的に"個"の才能が噴出している今の中国映画界は、全世界の中で最も熱い映画市場であり、同時に中国映画の歴史の中で最もエキサイティングな時代でもある。
しかし、日本においては、第六世代以降の作家映画が公開されることは少なく、包括的に紹介されることもない。結果として中国映画への注目度は下がり、公開されても大きな話題にならずに終わってしまうことも多い。

中国映画の"現在"をリアルタイムでぜひ体感してほしい。

【開催期間】
2024年12月13日(金) ~ 2024年12月26日(木)2週間限定上映

【料金】
一般:2,000円
学生/シニア(60歳以上):1,500円
ハンディキャップ割引(付添の方1名様まで):1,000円
TCG会員割引:1,400円
※各種サービスデー適用外
※各種ご招待券、各種無料券、株主ご優待券利用不可
※全席指定、入替制

【チケット販売日時】
オンラインチケット予約、および劇場窓口にて販売いたします。
※購入時は必ず注意事項をお読みになってご購入くださいませ。

□全席指定、立見券の販売はございません
□お一人様4枚までの販売
購入方法等の詳細はこちら >>

▼ オンライン販売
[1週目] 12/13(金)〜12/19(木)上映分 … 12/6(金)19:00〜
[2週目] 12/20(金)〜12/26(木)上映分 … 12/13(金)19:00〜

▼ 劇場窓口販売 ※残席があった場合のみ
[1週目] 12/13(金)〜12/19(木)上映分 … 12/7(土)劇場オープン時間から
[2週目] 12/20(金)〜12/26(木)上映分 … 12/14(土)劇場オープン時間から

【注意事項】
<劇場オンラインチケット予約販売について>
□アクセス集中により、数十秒~数分程度、販売画面の表示が遅れる場合がございます。
また、アクセス集中時は繋がりにくくなる場合がございます。何卒ご了承くださいませ。
□お支払いはクレジット決済に限ります。
□ご鑑賞当日は、開場時間(上映開始の10分前頃予定)になりましたら予約完了メールからQRコードを表示し、入場端末へかざしてご入場をお願いします。
モバイル端末をお持ちでないお客様はQRコードをプリントアウトのうえお持ちいただいてもご入場可能です。

<劇場窓口先行販売について>
□劇場窓口販売についてはインターネット予約で残席があった場合のみとなります。
□劇場窓口の営業時間は劇場オープンから最終上映の開始時刻までとなります。
□徹夜等の行為はご遠慮下さい。
□混雑等の状況により窓口販売開始時刻を変更する場合がございます。

≪ 劇場からのお願い ≫
【車いすでご来場をご希望のお客様へ】

テアトル梅田では、スムーズなご入場のため、車椅子での鑑賞を希望される場合、事前のご連絡をお願いしております。お手数ですが、ご鑑賞の日時がお決まりの際は、下記の窓口まで事前にご連絡いただくか、上映開始時間に十分な余裕を持ってお越しください。
詳細はこちら >> ※リンク先のページ下部に詳細あり


【上映部門】


■ Director in Deep Focus〜奇才 チュウ・ジョンジョン 傑作セレクション〜
映画というジャンルを超え、現代アート、ドキュメンタリー映像などの領域で幅広く活躍しているチュウ・ジョンジョンは、間違いなく現在の中国映画界で最も注目されている監督の1人である。幼少期から絵画や川劇に強い関心を持ち、10代の頃に芸術の世界に入り、様々な作品を発表した彼は、2015年に監督した『痴』がロカルノ国際映画祭に入選して一気に注目を集める。2021年に発表した最新作『椒麻堂会』は第74回ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。近年最高の中国映画と絶賛されている。今回は、彼の初期ドキュメンタリー傑作『マダム』、『痴』、『椒麻堂会』の3本を特集上映する。

■ Chinese Now Hits
興行収入1,000億円を超える作品も生まれる中国の映画市場。现代中国映画祭2024では、そんな超巨大市場を象徴するヒット作2本を上映。
ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したヨン・メイ主演、中国で社会現象にもなった傑作女性映画『家出の決意』。中国映画における近年最高のエンタメ傑作との評価もされる、感動のヒューマンドラマ『いいひと』。

■ Chinese New Wave
才能あふれる新人監督を立て続けに輩出している中国映画界。毎年衝撃的な新人作家の作品が、世界中の映画祭で上映されている。第25回釜山国際映画祭で高評価を得たツァイ・ジエ監督の『失った時間』に加え、スー・チーを主演に据え、新鋭チン・シジョンが監督を務めた最新作『彼女』と第71回サン・セバスティアン国際映画祭に出品されたリャン・ミン監督の『鉄西区に生きる』は日本初上映となる。

■ 「Play Back」 Selection
中国で日本映画の特集上映など、映画イベントを企画・運営する「Play Back」が厳選した中国若手映画作家の傑作セレクション。第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品『アートカレッジ 1994』、第25回上海国際映画祭コンペティション部門「金爵奨」最優秀アジア新人脚本賞受賞『船に乗って逝く』、第22回東京フィルメックスコンペティション部門出品『永安鎮の物語集』の3本を上映。


【作品詳細】

■ Director in Deep Focus〜奇才 チュウ・ジョンジョン 傑作セレクション〜(3作品)

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『マダム』姑奶奶 / Madame

服飾デザイナーをする傍ら、派手な女装をし、マダム・ビランダと名乗りステージに立つクラブ歌手。同性愛者がまだまだ生きづらい中国にあって、ゲイである彼がここに至るまでには様々な苦労があった。赤裸々に語られるインタビュー映像と、クロスして流れる彼のステージシーンが、ときに笑わせ、ときに涙を誘う。
120分/© Star Gallery

【上映予定日】
12月15日(日)
12月17日(火)
12月19日(木)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『痴』痴 / Mr. Zhang Believes

反右派闘争で右派とみなされ、1958年から80年まで強制労働所や刑務所に送られた張先癡へのインタビューと、彼の回想に基づく舞台劇風の再現ドラマを通じて、中国現代史と人間を描くことに挑んだ創意あふれるドキュメンタリー&フィクション。
135分/© QIU Jiongjiong and All Ways Pictures

【上映予定日】
12月13日(金)
12月16日(月)
12月19日(木)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『椒麻堂会』椒麻堂会 / A New Old Play

四川オペラの名優であったチュウ・フーがこの世を去る。フーは冥界へ赴く道すがら、最期に自分の人生を振り返る。戦争・飢饉・政治的混乱といった不穏な運命に翻弄されながらも、劇団と共に生きた波瀾万丈の彼の生涯とは──。

【上映予定日】
12月14日(土)
12月18日(水)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

監督:邱炯炯(チュウ・ジョンジョン)

監督紹介:1977年中国四川省出身。美術館向けの映像作品やドキュメンタリー作品を多数手掛け、2015年に監督した『痴』がロカルノ国際映画祭に入選して注目を集める。2021年『椒麻堂会』は第74回ロカルノ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。



■ Chinese Now Hits(2作品)

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『家出の決意』出走的決心 / Like A Rolling Stone

リーは家族のために人生を捧げ、良き娘、良き妻、良き母としての役割を忠実に果たしてきた。終わらない家事と生活の重荷が、彼女をうつ病に追い込む。絶望の中、彼女は人生の別の選択肢を見つけ、新たな人生の旅を計画し、本当の自分を再発見していく。

監督:尹麗川(イン・リーチュエン)
詩人、脚本家、映画監督。北京大学イスパニア語学部仏語仏文学科卒業。2006年以降、脚本と監督を手がけた映画『公園』は、モスクワ国際映画祭コンペティション部門、『牛飼い』はカンヌ国際映画祭監督週間部門、トロント映画祭コンテンポラリーシネマ部門などに出品。
106分/© Shanghai Huace Film Co., Ltd.

【上映予定日】
12月14日(土)
12月16日(月)
12月18日(水)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『いいひと』#保你平安 / Post Truth

不運続きの男ピンアン。友人を庇って刑務所に入っている間に、妻は娘を連れて再婚。出所後は墓地のセールスマンとして働いており、生活は苦しいが、常に楽観的に生きている。ある日、亡くなった顧客の不名誉な噂を晴らすため、数々の見えない悪意と戦うことになる。

監督:大鵬(ダー・ポン)
1982年中国吉林省出身。2004年にテレビ番組司会者としてデビューし、マルチな才能を発揮。2015年に主演も兼ねた『煎餅侠(原題)』で監督デビュー、国内年間興行成績トップ10入り。2023年には『第八个嫌疑人(原題)』で第25回上海国際映画祭金杯賞最優秀主演男優賞にノミネート。
112分 / © Ruyi Pictures

【上映予定日】
12月22日(日)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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■ Chinese New Wave(3作品)

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『彼女』寻她 / Good Autumn, Mommy

中国南部の静かな村。フォンタイ一家は新しい家族の誕生を待っていたが、予期せぬ変化が一家の静かで美しい生活を壊してしまった。挫折と変化の中で、フォンタイは自分を見つめ直す旅に出る。

監督:陳仕忠(チン・シジョン)
1994年中国広東省出身。深圳大学卒業後、温影优才プログラムに選出され、上海温哥华映画学院に入学。長編映画の脚本『荒野演義』が第5回「青葱計画」で全国トップ5に入選。長編映画デビュー作『彼女を探して』で第25回上海国際映画祭コンペティション部門・芸術貢献賞受賞。
107分/© Shanghai Turan Movie Co., Ltd.

【上映予定日】
12月15日(日)
12月17日(火)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『鉄西区に生きる』逍遥·游 / Carefree Days

鉄西区に暮らしているシュは尿毒症になり、人生が崩壊してしまう。やんちゃな父親、謎の同級生・チャオ、親友のタンは、シュの命が消えかかっていく中で彼女を必死に守っている。そんな生活の中で、シュは再び“生きる”ことに希望を持ち──。

監督:梁鳴(リャン・ミン)中国伝媒大学の演技学科を卒業。数々の映画に出演。監督デビュー作の『日光の下で』(2019年)は、香港国際映画祭の新人映画コンペティションで最優秀監督賞と最優秀男優賞を受賞。最新作『逍遙.遊(原題)』(2023年)は、平遥国際映画展やサンセバスチャン国際映画祭に選出。
122分/© Shanghai Film (Group) Co., Ltd.; Chips Pictures

【上映予定日】
12月13日(金)
12月21日(土)
12月23日(月)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『失った時間』人海同遊 / Borrowed Time

結婚式を間近に迎えたティンは、母親に促されて、広州から香港へ向かい、20年間行方不明の父親を探し始める。旅の途中で、ティンは過去の曖昧な記憶が蘇り、予期せぬ出会いが家族の真実を明らかにしていく。

監督:蔡杰(ツァイ・ジエ)
1988年中国広東省生まれ。中国伝媒大学大学院卒業。『人海同遊(原題)』(2023年)が初の長編劇映画。
95分/© BOCUT FILMS

【上映予定日】
12月24日(火)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。


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■ 「Play Back」 Selection(3作品)

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『アートカレッジ 1994』艺术学院 / Art College 1994

中国が欧米文化を取り入れ始めた1990年代初頭。南方芸術学院に通う学生たちは、伝統芸術と現代的な前衛芸術の板挟みで苦しみながらも、自分たちの理想や芸術を追い求めて、懸命に生きているが、モラトリアムは終わり人生の決断が迫られる。

監督:劉健(リウ・ジエン)
1993年南京芸術学院を卒業。1995年にアニメーション制作を始め、初の長編『PIERCING I』はオランダ·アニメーション映画祭で上映され、アジアやヨーロッパの様々な映画祭で数多くの賞を受賞。二作目の長編『ハブ ア ナイス デイ』第67回ベルリン国際映画祭のメイン·コンペティションで上映。
118分/© NEZHA BROS. PICTURES COMPANY LIMITED BEIJING MODERN SKY CULTURE DEVELOPMENT CO,LTD

【上映予定日】
12月25日(水)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『船に乗って逝く』乘船而去 / Gone with the Boat

田舎の河沿いで暮らしていた老婦人・シュウは、悪性の脳動脈瘤で余命宣告をされた。都会で会社を経営するシュウの娘は、治療が大変でも諦めないと主張する一方で、シュウの息子は余命を気楽に過ごさせたいと意見が対立。やがて死が迫ってくる時、家族たちの最後の選択は…。

監督:陳小雨(チェン・シャオユー)
トロント映画学院映画制作学科を卒業後、2011年より映画制作を始め、本作『船に乗って逝く』だけでなく、ドキュメンタリー映画『GO!』『海辺の村人』『波』、短編映画『現実へ帰る』『人間意識採集計画』などの作品を制作。
99分/©️ Infinina Media Co.,Ltd.

【上映予定日】
12月20日(金)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

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『永安鎮の物語集』永安鎮故事集 / Ripples of Life

映画の製作チームが撮影準備のために湖南省の小さな町にやって来たところから派生する3つの物語(『ひとり待つ』、『美しく見える』、『冥王星の瞬間』)。映画の製作が地方の田舎町に引き起こす幾つかの「波紋」が多面的を切り取っていく。

監督:魏書鈞(ウェイ・シュージュン)
1991年北京出身。14歳で俳優活動を始め、2018年に短編監督作『On the Border』でカンヌ国際映画祭短編コンペティション審査員特別賞を受賞。初長編監督作『Striding Into the Wind』は2020年カンヌ国際映画祭、長編第2作『永安鎮の物語集』は2021年カンヌ国際映画祭監督週間に出品。
123分/© Factory Gate Films
Qingdao Zhongchuangjuhe Production
Inner Self Films

【上映予定日】
12月26日(木)

※タイムスケジュールは確定次第、お知らせいたします。

※テアトル梅田では『無名』『春江水暖〜しゅんこうすいだん』『郊外の鳥たち』『宇宙探索編集部』の上映はございません