3 / 28 [金] 公開
配偶者が3年以上生死不明の場合、離婚訴訟を経て離婚ができる。
不在者の生死が7年間不明な場合、失踪の宣告をすることができ、
死亡保険金受取人は保険金を受け取ることができる。
この法的事実を元に、柴咲コウ、ストレイテナー、the pillows、秦基博、真心ブラザーズ、°C-ute、アンジュルムなど約900本のMVやライブビデオ、CM、アニメーション、ドラマ、短編映画を監督してきた小嶋貴之が、モラルぎりぎりのグレーゾーンで己の弱さの故に追い詰められていく男の姿を描くサスペンス映画を制作。
元夫・由紀夫の失踪から6年半。保険金受け取りまで半年に迫った持田佳奈(斎藤千晃)と現在の夫・持田孝明(卯ノ原圭吾)は、保険金が入ることを疑わず、将来の計画を立てている。不倫をしている孝明は、会社を辞め、不倫相手・岸本あゆみ(実倉萌笑)らと設立するベンチャー企業に出資することにしていたが、ある日、佳奈がたまたま入った居酒屋で、由紀夫に瓜二つの男(宮本聖矢)に遭遇。
真っ青になる二人だが、追い討ちをかけるように、あゆみは、佳奈はそもそも本当に生命保険をかけているのかと孝明の気持ちを試す。さらに孝明は、怪しむ居酒屋の店長(米元信太郎)に、あゆみといるところを見られてしまい…
果たして、「倉田」というネームプレートをつけた男は、由紀夫なのか?二人は保険金を受け取れ、孝明は不倫がバレずに、保険金を出資に使えるのか?